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ボッテガ・ヴェネタ ドライビングシューズを底面アッパー保護のためビブラム‐ガムライト底でオールソールする

夏季休暇をいただき頭と体をリフレッシュすることができました、ありがとうございます

お客様に喜んでいただけるより良いお店にしていくため考え行動していきますのでよろしくお願いします

 

今回はドライビングシューズによくみられるアッパーダメージをカバーする修理方法の一つをご案内していこうと思います

ボッテガ・ヴェネタのドライビングシューズを修理のご相談でお持ちいただきました、当店のブログを見てお店に来ましたとのお客様のお声にとっても嬉しく励みになりました ありがとうございます

靴の状態を拝見させていただくと

底面のすり減りはありませんが、つま先部アッパーとカカト部アッパーにダメージがあります

ドライビングシューズの用途や構造上、通常の靴よりこの部分は摩耗などでダメージを受けやすいです

お客様とお話させていただきながらベストな修理方法を決めていき今回は、履いた時にアッパーが沈んでしまい(アッパー落ち)歩行時に地面とスレてしまうのを防ぐ事と底面のアッパー保護のため、現在の底幅より広く底を作成するオールソール修理でご依頼いただけました

ありがとうございます

つま先部ダメージに革で保護パッチをあてる方法もありますがまだダメージの進行が表面的なものだったのでお磨きで対応させていただく事に

 

それでは作業開始です

①木製キーパーを入れ、足入れされた靴の底面ラインをだしそこにダメージ箇所をカバーできるラインを足して底材を取り付けるおさまりの良いラインを作りあたりをつけます

 

②キーパーを入れた状態でオリジナルの底を機械で削り山をフラットにし、アッパーの塗料などを落として接着力をあげるためあたりをつけた底取り付けラインを薄く削ります

 

③ライン削りの機械でできない部分などを手作業で調整して削ります

 

④ラインにそって型紙をとり底材を加工します

 

⑤底材と取り付け部アッパーの接着力をあげるため溶剤で下処理した後に、ノリを入れて取り付け接着します

 

⑥機械で仕上げの調整加工をし終えたら磨きをかけます

完成!

あまり固い材質の底材だとこの靴の良さが無くなってしまうので、軽量かつ耐久性とクッション性のバランスの良いビブラムのガムライトソールのシート底.茶色を今回は使用しました

つま先、カカト部のダメージカバーはこのような感じで仕上げました

アッパー落ちは防げるのでこれからは安心して履いていただけると思います

底材の厚みのバランスも野暮ったい感じでなく程よい感じに

新しい土台となる底を今回取り付けたのでカカトやつま先、ハーフソールなどの部分的なメンテナンスのお直しで長くお履きいただけると思います

お客様に無事お渡しできご満足いただけました、ありがとうございます

またのご来店心よりお待ちしております

 

今回のお直しは

一体型トップソール交換 ¥8640(税込み)

底材手配 ビブラム ¥2200(税込み)

修理期間は1か月いただきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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